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石田家の一階。二間続きの広い和室とリビングに、石田家と早乙女家、そして東家が全員集合する。
一足先に帰宅していた明月が、白無垢姿で俺に微笑んだ。
「超…綺麗。イケてる…」
俺は明月のあまりの変貌振りに、目を見開く。
「明月、十六で結婚だなんて悔いはねーの?オマケに大星だよ。もっといい男いたんじゃねぇ?」
「確かに。けどあのドングリが、こんな美人になるとはな。美女に野獣だよ。ん?美女に怪獣?美女にゴリラか?」
流星と恒星が、俺達を見ながら好き勝手にほざく。
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