狼の皮を被ったお姫様?

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「かける、その天才漫画家って、本当にケーキ屋に来んのかよ?」 「美少女コミックの締め切り翌日は、このケーキ屋のサービスデーと重なるの。だから友達と必ず来るのよ」 「俺、甘いもの嫌いなんだよな」 「頼むよ陳ちゃん。協力して。あたし、彼を絶対に振り向かせるんだから」 「六歳年下の高校生だろ?ガキのどこがいいんだよ」 「ぜ、ん、ぶ、だよ」 あたしは陳ちゃんとケーキ屋でスタンバイ。陳ちゃんとあたしがイチャイチャする姿に、天星がヤキモチを妬かなければ、あたしの恋は終わり。 あたしの大勝負。 これは…あたしの賭け。
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