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「だから、かけるがいないと仕事がはかどらないんだよっ!」
僕はかけるの腕をグイッと引っ張った。かけるの肩を抱いていたマッチョな男が、僕を睨んだ。
細い眉、鋭い目…
かなり恐い。
あの手で殴られたら、僕は即死だぁ…。
「いたた、わかったから。仕事手伝うから、引っ張らないで!陳ちゃんまたね」
「かける久々に逢ったのに、もう行くのか?この豆モヤシが、例の天才漫画家?」
豆モヤシ!?
僕はフンと鼻を鳴らし、マッチョな男を睨む。男はポキポキと指を鳴らした。
恐い…
恐い…
頼むから、殴らないで。
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