狼の皮を被ったお姫様?

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「仕事なら仕方ねーな。かける、今度は家に来いや」 「うん、そうする。陳ちゃんバイバイ」 今度は家に来いや!? 僕の怒りは沸騰寸前、頭が爆発しそうだ。 「天ちゃん、いてーよ!いつまで腕を掴んでんだよっ!逃げたりしねーから、離せや!」 気が付いたら僕は… 友達を残したまま、ケーキ屋から飛び出していた。 「天ちゃんさ、もしかして妬いてんの?」 「妬く?誰が?この僕が?まさか、あんな筋肉ムキムキの男に、ヤキモチなんて妬くわけがない。大体アイツはなに?肩なんか組んで、家に行くってなんなんだよ!」
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