狼の皮を被ったお姫様?

8/19

139人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「恋人がいるくせに、何で僕に!」 「そうじゃなくて。あたしに恋人がいたら天ちゃん困る?」 「何で恋人なんだよ。何で、他の男と付き合うんだよ。僕は遊びだったのか…」 僕はかけるに弄ばれた。 もう…泣きそう。 「ばかね。天ちゃんが好きなのに恋人のわけないじゃん。あれは嘘。陳ちゃんはあたしの従兄弟。恋人じゃないよ」 「従兄弟!?」 「そう、九州に住んでる従兄弟。東京に来たついでに逢っただけだよ」 「ただの…従兄弟?だから…家に来いって…」 「あたしは筋肉ムキムキ男なんて苦手だし。今にも壊れそうな美少年を、あたしの手で壊すのが好き」 な、なんて悪趣味な。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

139人が本棚に入れています
本棚に追加