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「輝喜や流奈は宝探ししないのか?」
「宝探し?隊長くだらないよ。僕達はもう子供じゃないから。そんな子供染みたことはしないよ」
「そうよ。隊長のお宝って、どうせオマケ付きのチョコや飴なんでしょう?」
司令官輝喜と、お姫様の流奈はお宝に興味を示さない。三十分後、ドタドタと走り回っていた四人から歓声が上がった。
「ひゃっほ~!お宝見っけ!俺が見つけたんだぞ!隊長隊長、お宝発見しました!」
鼻高々に俺の元に走って来たのは、宙。
宙の小さな掌の中に、赤いリボンのついた小さな箱。
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