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 ――いつまで、って……。  そんなの、考えたこともねえよ。  だって、……まだ俺ら、ガキの頃と大して変わってねえし。  ベッドの下から枕を拾い上げ、真っ白なカバーを見つめる。  ――いや。  本当は分かってる。変わっていないはずがない。  俺だってもう中学3年だ。  亜優のことはもちろんエロい目で見てるし、だからこそ他の男が亜優をいかがわしい目で見ることが我慢ならないわけで。  あの頃のまま、亜優には汚れてほしくないって本気で思うけど、その半面、土下座してお願いすれば俺にならおっぱいくらい揉ませてくれるんじゃないかって淡い期待も常に――まあそれは置いておくとして。
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