第3話 予想通りの出会い

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「ん…ここは…あぁ、あの魔法陣で飛ばされたところか…」 新が目を覚ました場所は、辺り一面が真っ白な空間であり、真っ白であるが為、奥行きがどこまであって高さがどこまであるか分からない、そのような空間であった。 「おかしいな、普通は転移つっても気を失うことなんざ無いんだけどな…それにこの空間、転生物の話に出てくる神様のいるところそのまんまだな…て、葵いるじゃん、葵ぃ~起きろ~」 今自分の居る空間の考察を済ませたところで、傍らで気絶している葵に気付き声をかける新。 「ほら起きろって、葵ちゃ~ん、朝ですよ~」 「ん…あ、新?、新!?あ~ら~た~!!」 「いだだだ!噛むな!あやまる!あやまるから!」 「もう遅いわ!」 「ぎゃ~~~!!」 こうして1人と1匹は白い空間で再開を果たしたのであった・・・
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