第3話 予想通りの出会い

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「神様一つ聞きたいことがあるんすけど」 「ん?なんだい?」 「俺達って死んだんすか?」 「いや死んでないよ、君達…というか君に頼みたいことがあってここに呼んだんだよ」 「あ、異世界に行って世界を救って的な?」 「そうそう、どうかな?」 「いいで「まてまてまて~!」… 葵うるさい」 「貴方普通に話してるけどこの方は神様よね!?そんな態度で許されるの!?ていうか異世界?救う?はぁ?」 「落ち着け犬科、白い空間で神様に会う、そんで異世界を救って欲しいと頼まれる、この流れは最早テンプレだテンプレ」 「理解が早くて助かるよ、あと葵ちゃん僕は態度なんか気にしないから、君も気にしなくていいよ」 そう話す神様の容姿は、ブロンドのウェーブのかかった髪を肩まで伸ばし、ギリシャ神話に出てくるような白い衣装に身を包んでいた。 言うまでもなく超がつく美形である。
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