第3話 予想通りの出会い

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「エデン、ヴァルハラときて崑崙、高天原って、地球の伝説上の地名じゃないかしら?」 「それはね、以前に他の転成者が唯星に行った際に大戦争があってその時に国という国が崩壊しちゃったんだよね、それで終戦した際に新しく国名つけようって話になった時に、その転成者が面白半分で名前をつけたという訳なんだよ」 唯星の人達は元々の由来なんて分からないからね、と神は続ける 「はい先生」 「何かな?新君」 「…ノリの良い神様ね」 「起きた大戦争って、その転成者が解決したと思うんだけど、どんな戦争だったんすか?」 「簡単に言うと、人間対悪霊って感じかな?」 「悪霊?」 首をかしげ葵が神に尋ねる 「そ、まあ詳しく言うと悪霊の進化系みたいなものだね、怨念や憎悪の塊である悪霊が、更に集まって進化したものなんだけど、唯星の人達は〝禍霊(まがつち)〟て呼んでたよ」
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