第3話 予想通りの出会い

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「まあ、世界は無限に有るから新君の言った創造属性や破壊属性といった、魔法を使うにあたって、しっかり属性分けのされている世界もあるけどね」 「やっぱりそういう世界もあるんですね」 「それはそうだよ、世界は無限にあるんだから」 「へぇ~」 「新、取り敢えず貰えるものは貰いましょうよ」 「そだな、んじゃ神様、霊力くださいな」 「はいどうぞ」 そう言いながら神から差し出されたのは… 「お、お酒?」 葵が苦い表情をしながら聞く この空間に来る前は、酔っ払った新に散々弄ばれた葵だ、この反応も無理も無いだろう。 「これは只のお酒じゃなくて、所謂ソーマやネクタルと呼ばれている、神の酒なのさ」 「へぇ、これがあの…」 「新、貴方知ってるの?」 「ゲームや漫画じゃしょっちゅう出てくるアイテムだからな」 基本だ基本と、ケタケタと笑いながら新は言う。
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