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「それじゃ早速」
差し出された神酒を何の躊躇いもなくゴクゴクと喉を鳴らし飲んでいく。
その様子を神はニコニコと眺め
葵は心配した様子で見守っていた。
心配の内容は新の体の事ではなく、再び新が酔っ払って自分に絡んでこないかだが…
「…ぷは~、美味いっ!もう一杯!」
「いりません!、神様も新にあげたら駄目ですよ!」
「ははは、大丈夫だよそれしかあげられないから」
葵は安堵の溜息を吐き、新はえ~、と口を尖らせ文句を言っている。
「まあまあ、それで新君?霊力の方はどうだい?」
「…?、まだ変わりは……!?」
「あ、新…あ、貴方の霊力冗談みたいに増えてるわよ…」
「あ、あぁ…自分から貰っといてなんだけど、想像以上で驚いてる」
「まあ唯星ではダントツの霊力量だね、あっ、今抑制具あげるから」
そう言い神が手の平より創造したのは、指輪であった。
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