第3話 予想通りの出会い

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「ありがとうございます……おぉ、いつも位の霊力に落ち着いた」 神から貰った指輪をつけ、その指輪の効果に感嘆の声を漏らす。 「そりゃ僕特製の抑制具だからね、今後新君がその霊力を使いこなせるようになってきたら、抑制具なんか使わなくても自力で抑えられるさ」 「早くそう出来るように頑張りますよ」 「うんうん、ところで葵ちゃん?」 「何ですか?神さ…ングッ!?」 神の方を向き口を開いた時に、何かを入れられ、その何かを飲み込んでしまった葵。 「~っ!?か、神様!?一体何を!?」 「ごめんねぇ、今葵ちゃんに飲ませたのはさっきの神酒を錠剤にしたものだよ」 「…なんで素直にそれを渡してくれないんですか」 「…何と無く?」 「はぁ~、もういいんで私にも抑制具下さい」 はいよ~、と神はパチンと指を鳴らすと葵の首に首輪が付けられていた。 首輪というよりは、チョーカーの様なものであったが。
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