第2話 彼等の日常

4/5
前へ
/234ページ
次へ
そして時間は流れ現在夕方5時 「あ~楽しかったな!」 「そりゃ昼間から酒飲めば楽しいでしょうね」 「何か怒ってんの?葵?」 「貴方は覚えてないでしょうけど、酔っ払った貴方に力の限り抱き締められて死ぬ思いをしたのよ私は…次から貴方にお酒を飲ませないように、彼等には言っておく必要があるわね」 彼等とは新の退魔師仲間のことである 「飲んだっていいじゃない人間だもの」 「飲み過ぎたら駄目じゃない新だもの」 上手いこと言うねぇ、と新はけたけたと笑い、葵は溜息を吐く。 (…絶対同じ事繰り返すわね) と、半ば確定されている未来にうんざりしながら。
/234ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加