学校

4/5
129人が本棚に入れています
本棚に追加
/146ページ
むむむっ!? いや、え、んん? アハハハハハハッって何?! しかもっ、声かわえぇ! って、関係ないか…。 よし、美紅落ち着くんだ。 まず、机の上に頭を投げ出していたけど、普通に今座っているから、頭をおろして。 息をはく。 「んーっ?美紅何してんの?」 怪訝そうに話しかけてくるのは、後ろの席で給食時は横の席の、笠原楓(かさはらかえで)。バスケ部の面白いやつ。で、出席番号は俺の前。あ、どっちでもいいな。 「いやぁー、ちょっとねぇ。寝不足で。あははっ。」 真っ赤な嘘ぉ。昨日は九時には寝てたぞ。 「はは、バカじゃん!」 「だよねー。もーね、眠くて眠くて。次なんだっけ?」 まだ、そこにいる少女。早くどっか行かないかなぁ。 「えーっ、自分でみろよー。次は、国語。うわぁ、楓国語嫌いだわ。」 結局答えてくれちゃう。 「おー、国語ね。眠気が増しそうな教科だ。ふぁ。」 国語は得意でも苦手でもなかったりする。 「はは。あ。」 「手を合わせて下さい。」 パチッ!パン! 「ご馳走様でした!!」 ふふふっ。 不気味な笑い声に気づき、そっちをみる。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!