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むむむっ!?
いや、え、んん?
アハハハハハハッって何?!
しかもっ、声かわえぇ!
って、関係ないか…。
よし、美紅落ち着くんだ。
まず、机の上に頭を投げ出していたけど、普通に今座っているから、頭をおろして。
息をはく。
「んーっ?美紅何してんの?」
怪訝そうに話しかけてくるのは、後ろの席で給食時は横の席の、笠原楓(かさはらかえで)。バスケ部の面白いやつ。で、出席番号は俺の前。あ、どっちでもいいな。
「いやぁー、ちょっとねぇ。寝不足で。あははっ。」
真っ赤な嘘ぉ。昨日は九時には寝てたぞ。
「はは、バカじゃん!」
「だよねー。もーね、眠くて眠くて。次なんだっけ?」
まだ、そこにいる少女。早くどっか行かないかなぁ。
「えーっ、自分でみろよー。次は、国語。うわぁ、楓国語嫌いだわ。」
結局答えてくれちゃう。
「おー、国語ね。眠気が増しそうな教科だ。ふぁ。」
国語は得意でも苦手でもなかったりする。
「はは。あ。」
「手を合わせて下さい。」
パチッ!パン!
「ご馳走様でした!!」
ふふふっ。
不気味な笑い声に気づき、そっちをみる。
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