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後日、その場に行っても何も居なくって。
ただ、ふらっっと現れて、立ち止まっただけなのだろう。
何があったんだろうか。
そんなにも立ち止まりたいようなものなのか。
その人にしかわからないし、知る気もない。
それは、俺の決まり。
何もしないやつのプライバシーに干渉しない、危害を加えない、人間と同じ。
人の目に触れない分、そこに居ない分、異質として扱われているだけ。
俺と関わっていない人に、感情を持つことが出来ないように、その人や霊を知らなければ可哀想とすら思えない。
その代わりに、拒絶はしない。話しかけられたら憑かれたら、話だけは聞こう。
それだけ、それだけなんだ。
何故だろう。それがとても悲しくさみしい事に思えてきてしまったのは。
何が“異質”?何を持って“普通”?
わからない。
どうしたらいいのだろう。
何ができるのだろう。
何をしたらいいのだろう。
何のために動けるのだろう。
本当ってなんだろう。
どうせまた、同じような一日を過ごす。
どこで変わるか、どうやって変わるか、何をするか、何を変えるか。どこを変えないか、どうやって変えないでいるか、何を変えないか。
すべて大切。
また明日、今日の進歩を生かせるますように。
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