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冗談混じりだとしても嬉しい。
私の照れている様子を笑いながらコーヒーを飲むウソツキさんの横で、私は視線をあっちこっちに移しながら顔の熱を紛らわす。
そして、ウソツキさんの様子から、直感的に分かった。
昌さんは、この前私と会ったことをウソツキさんには言っていない、って。
ウソツキさんが私のことを大事に思ってくれている、っていうのは十分実感できる。
夕飯何食べようか、って話をしながら、私は頭の中で心の整理をする。
この不安は胸の中にしまっておくべきなんだ。
変に掘り起こして、この居心地のいい空気を濁らせる必要は無い。
昌さんと同じ職場だとしても、ウソツキさんを信じればいい。
昌さんの気持ち云々よりも、私が今ウソツキさんのことが好きで、ウソツキさんが今私のことを想ってくれていることの方が大事だから。
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