嫌われ者はババァ

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至福の時は束の間、俺は手に持っていたカードを見て状況を再確認した。 「…そういや、ババ抜きの途中だったよな」 俺が一枚引いてから一向にゲームは進んでいなかった。 それもそのはずで、天才二人組は完全にアナザーワールドへと旅立っており、進むも何もなかったのだから。 その後、俺が特殊な蘇生法を使って境界線の遥か彼方から二人を引き戻してゲームを再開させたのだった。
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