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しかし、当のベイクは
ベイク「あれ?言ってなかった?」
などと抜かしたのだ。
それを聞いたティーナは
ティーナ「聞いてませんよ!魔術師は世界でも100人いるかいないかなんですよ?その魔術師がこんな所に……驚きです!」
目を輝かせて言う。
この世界の人口はおよそ1億人ぐらいだ。
その中で魔術師は100人ぐらい。
その稀少さが目に見える。
ベイクはそこまでの知識がないので自分がどれだけ凄いのか分かっていないが、紛れもなくベイクは天才だ。
スレイドからは魔術を使うことを禁止されていたベイクは日々、魔術を自分の体に纏わせる特訓をしていて、並みのコントロールではなくなっていたのだ。
が、今のベイクはその事を知らずに生きている為、自分の凄さがわからないのだ。
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