ヤーナー町

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―――道中 ティーナ「そう言えば、ベイクは何処で魔術を習ったんですか?」 唐突にティーナが聞く。 それもその筈。 普通は成人してから魔術師は魔術を習うために学校へ通うのだ。 しかし、ベイクは今日成人したばかりだ。 それなのに何故、魔術を使えるのか? ティーナはそれがどうしても気になっていた。 ベイク「えっと、大魔術師スレイドって聞いたことあるか?」 ベイクは前を向いて歩きながら聞く。 ティーナ「当たり前じゃないですか!?大魔術師スレイドって言ったら、一騎当千の魔術師じゃないですか!?」 ティーナが力説する、 スレイドは今では姿を消したが、当時は世界中を渡り歩き、人々を救っては褒め称えられていた。 そしてベイクは口を開く。 ベイク「俺の師匠はスレイドなんだよ」 ティーナ「え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」 この時、森中にティーナの叫び声が響き渡ったのは言うまでもない。
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