年末

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スイ 「おー、露骨なところ書きますねぇ」 カイ 「実状はどうしようもないよ」 スイ 「兄ちゃん、ぶっちゃけ過ぎや」 カイ 「日記とは、ぶっちゃけるものであります」 スイ 「ウチにツッコミさせんといて。ツッコミは男の役割や」 カイ 「ならボケろよ」 スイ 「え、ちょ、いきなり言われても」 カイ 「しかしエッグタルト以外に何か作れたらいいねんけどなー」 スイ 「しかもスルーかい。いやまぁそれには賛成やけど」 カイ 「お姉さんよ、食べたいものあるか?」 スイ 「え、食べたいもの?そうやなー……。お正月も近いし、栗きんとん?」 カイ 「母上お手製のそれを味わえ」 スイ 「えー、兄ちゃーん。作ってくれてもええやんかー」 カイ 「俺はおせちとお菓子は別カテゴリだと信じてやまないマン、おせちとお菓子は別カテゴリだと信じてやまないマンだ」 スイ 「そんな変なヒーローは知らんわい」 カイ「いやでも実際別物だろ。おせちって甘いもの多いし。黒豆とか伊達巻とか醤油豆とか」 スイ 「おーい、なんか違うん混じっとるで」 カイ 「……あら、ホント。素で気づかんかった。ワザとやけど」 スイ 「やと思った」 カイ「そしてもう書く事も書くとこも無い」 スイ 「え、あ、ホント。結構カツカツやね。コントしたからかいな?」 カイ 「多分そのせい。切り上げ時も分からんから無理やり今締める」 スイ 「それでもええか……さぁ寝よ寝よ」 カイ 「おやすー」
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