6538人が本棚に入れています
本棚に追加
「仕方ねーな」
なんて言いながら、全然俺も動く気ねー
んで、可愛さあまって
ぷっくりしたその唇に食らいつく
「甘えたか」
「そっちこそ」
「まーな」
ずっと美紗緒の後頭部をさわさわしてたら、我慢ならず。
しかし、今更反応に困った俺は
そ知らぬ顔
「イチさんて、普通に出来るんじゃないですか」
「は」
「は、じゃないですよ」
「あのさぁ」
軽く、溜め息
イチさん、イチさん
「そろそろそういうの、やめねー?」
「なにがですか」
「その、口調。そーゆうプレイがいいなら別だけど」
「ああ」
「もういいだろ」
「……敬語が?」
「そう」
「今さら」
今さら、とかどーでもいいんだよ。
なんかその敬語のせいで、調子がイマイチこう
「イチさん、て。高圧すぎるからでしょ」
「どこが」
素になりきれんのだ、わかれ。バカタレ
最初のコメントを投稿しよう!