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新しい“特別”な理由を見つけて、思わずニヤニヤしてしまいたくなる。
こんなのは子どもじみているかも知れないけど、でも、自分の中で彼女の要素を並べていくのは実に気持ちのいいものだ。
本当に好きな気持ちはそれらのものとは全然関係ない場所にしまわれているけど。
「……っ」
腕の中で、甘く声を漏らしていた陽香がすすり泣き始める。
彼女の理性が壊れていく様を、こうして上から眺めるのがすごく好きだ。
俺達はもう大人だから、陽香も時々積極的な行動に出ようとする時もあるにはあるんだけど(恥ずかしそうにしながら)。
でも、基本的にそんなのはさせない。許さない。
主導権は絶対に、俺。
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