第10話 歩き立った。降り立った。浪客御一行in浪花

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翌朝…。 S.A.「雀、ホラ、もう朝よ。出掛けんじゃなかったの?」 雀「おー、そうやった。しかし、その前に……」 丼「ごはん、まだ食べてないでありんす」 S.A.「あんた、そんだけ太ってんだし、一食くらい抜いても大丈夫でしょ?!」 丼「それは、ひどいでありんす」 灰かぶり「泣かないで、丼。一緒に食べましょ」 丼「(機嫌を直して)そうでありんす」 S.A.「現金なヤツ(と呟く)」 こおろぎ「S.A.さんもどうぞ」 R「~でR」 S.A.「ハイハイ(不機嫌そうに)食べるわよ」 30分後 S.A.「さぁ、出掛けるわよ」 丼「あ~お腹いっぱいになったでありんす……少し眠くなったでありんす」 S.A.「(少し怒って)あんたね、食べたら眠くなって、寝て起きたらすぐ『腹減った』って言うんだから……。もういいから、行くわよ」 雀「そやな。行こ行こ…」 こお「ハイ。私も行かせて頂きます」 R「…でR」 灰「丼、私は待ってますから」 丼「シンデレラ、ありがとうでありんす」と彼女に思わず抱きつく(というか抱いた?)。
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