1人が本棚に入れています
本棚に追加
その夜
雀「どや、ここからの眺め最高やろ」
S.A.「そうね」
灰「わぁ、きれい」
丼「本当にそうでありんすね」
雀「(無言のこおろぎとRに向かって、)お前らも何か言えや」
こお「いえ、『この景色を見て一句』と思ったのですが…美しさに見とれてしまって何も出てきません」
R「でR」
雀「(Rに向かって)やっぱ、お前は黙っててええわ」
その後、1人と5匹は通天閣を後にした。
通天閣からの景色にしばし感動した余韻に浸っていた一行。
突然、丼が話の口火を切った。
丼「ところで、明日はどうするでありんす?」
S.A.「そうね…」
丼「また、美味しい物を食べたいでありんす」
雀「お前、また、大食いする気か?…わいが破産してまうわ」
S.A.「じゃあ、どうする気よ?」
こお「何か別の計画があるとか…」
雀「まぁな」
S.A.「何よ、その目。何か良くない事を企んでるんじゃないでしょうね?」
雀「なぁに、明日になればわかるがな。明日になればな…」
第11話に続く
最初のコメントを投稿しよう!