第1話

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秀一「ここに座ろう。」 私「はい。」 秀一「風が涼しくなってきたね。 もうすぐ夏も終わりかな。」 私「聞いてもいいですか?」 秀一「なんだい?」 私「私の命はいつまでもつんですか?」 秀一「正直、わからないんだ・・。」 私「秀一先生でもわからないんですか?」 秀一「うん、ごめんね。」 私「満開の桜は見たいです。」 秀一「見れるさ。」 私「だと嬉しいです。」 秀一「寒くないかい?」 私「大丈夫です。」 私は桜の木を見上げた。 私「秀一先生?」 秀一「なんだい?」 私「セミの一生は短いんですよね?」 秀一「ああ、一週間しか生きれないからね。」 私「それでも頑張って生きてますね?」 秀一「そうだね。」 私はしばらくの間桜の木で鳴いてるセミを見てた。
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