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「あら、アロエさんおかえりなさい…。」
アロエのもとに、マラリヤがやってきた。
「そんな天井ばっか見つめて…何かあったの?私でよければ相談に乗るわよ」
心配するマラリヤに、アロエは薄暗い感じの声で返事した。
「ううん、何でもない…」
「そういえば守夜君は?それにアロエさん元気ないし、正直に話して」
「実は…」
アロエはバッグから、VSTが出した紙をマラリヤに渡した。
「守夜君が、さらわれた?」
アロエはゆっくりと頷く。
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