3人が本棚に入れています
本棚に追加
「それで、アロエさんは守夜君を助けに行くの?…いや、聞かなくても助けにいくでしょ?」
「うん。だって、お兄ちゃんを見捨てるわけにはいかないもん!」
今アロエが言った言葉に、マラリヤは微笑んだ。
「ふふ…そうよね。守夜君を見捨てるようなアロエさんなんて、想像できないわ。じゃ、私もついていっていい?」
だが、アロエは首を横に振った。
「ううん、相手が相手だから大丈夫だよ、ありがと」
「そう…あまり無理しちゃ駄目よ。」
「わかった。じゃ、いってきまー」
「待って!守夜君がさらわれる前に、魔力を消費したでしょ?だから、明日に備えて、今日はゆっくり休みなさい。夕食は私が作ってあげるから…」
立ち上がって、出かけようとしたところでマラリヤに止められ、アロエは渋々とマラリヤに従い、今日は家でゆっくりすることにした。
最初のコメントを投稿しよう!