Chapter.0

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「それで、アロエさんは守夜君を助けに行くの?…いや、聞かなくても助けにいくでしょ?」 「うん。だって、お兄ちゃんを見捨てるわけにはいかないもん!」 今アロエが言った言葉に、マラリヤは微笑んだ。 「ふふ…そうよね。守夜君を見捨てるようなアロエさんなんて、想像できないわ。じゃ、私もついていっていい?」 だが、アロエは首を横に振った。 「ううん、相手が相手だから大丈夫だよ、ありがと」 「そう…あまり無理しちゃ駄目よ。」 「わかった。じゃ、いってきまー」 「待って!守夜君がさらわれる前に、魔力を消費したでしょ?だから、明日に備えて、今日はゆっくり休みなさい。夕食は私が作ってあげるから…」 立ち上がって、出かけようとしたところでマラリヤに止められ、アロエは渋々とマラリヤに従い、今日は家でゆっくりすることにした。
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