第1話
4/4
読書設定
目次
前へ
/
14ページ
次へ
そう。「いた」んだ。 過去形。 「おまえ、長く続かないよなあ」 大河がのどで笑う。 「忘れられない女でもいるわけ?」 大河のその言葉が、酔いがまわった僕の頭に錆のようにこびりついた。 いるかいないかで言うと、いる。 そう答えた気もするし、答えなかった気もする。 心地よい眠りの波に、僕はそのまま身を任せた。 大河の呆れた笑い声を夢うつつに聞いた。
/
14ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!