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朝に出勤して、上条さんが居ないのはもちろんすぐに気が付いたけど。
北海道出張だなんて知らなかった!!
知っていたら、呑気に寿司パーティーなんて行ってない～!!
もう行く前からヤル気もなく、寿司なんてどうでもイイ。
と、思いっきり市川さんに失礼なことを考えていた私
お寿司屋さんに着いても、ずっと上の空。
ってか、
知らない人多すぎ。
御座敷に通され席につくも、見渡す限り、殆どが面識のない男性社員ばかり。
顔は知ってるけど、名前がわからない。
良かった……藍子と千秋も誘って。
ふと、目の前に私達以外の女性が座っていて、にこりと微笑んだ
だ、誰だ……。
｢初めまして。私、百菱物産の営業の田所です。
市川君にはいつもお世話になってます｣
きちんとした話し方。
背筋のスッと伸びた、品のある女性だった。
営業職なんだ。
すごい、キャリアウーマン。
この時は、単純にそう思った
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