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謎男 #2
あの日以来、忙しいという嘘を理由に全く会ってない。
完全放置プレイ。
いっそのこと他に女を作って振ってくれないかな。と他力本願な私
けれどこんな私の一体何処がいいのか、彼は全くといっていいほど私を手放す様子はない。
「はぁーあ」
お皿にあった山盛のサラダを平らげて、私は大きなため息をついた
「上条さんてさ、カッコいいよね」
ボソリ、と藍子が突然呟いた
「はっ?駄目だよ!!あげないよ!!」
私は必死の形相で藍子を見ると、
「やだ、もう。そんな必死になんなくてもさ。」
ダメー!!
絶対ダメー!!
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