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え?あ?乗る!?
「あ、はっ、はいっ」
車に乗りこむと、意外にも市川さんとの距離が近くて、緊張して何を話したらいいのかわからなくて。
やけに沈黙が息苦しくて、さらには目線をどこに向けたらいいのかもわからなくって。
何で、こんなことになってるんだ
「風呂入ったのに、化粧したの?」
そんな声がして、恥ずかしくて顔が火照る
「あ、いや……は、はい」
「そんなまでして、俺の事スキなんだ?」
いじわっるっ……!
あんまりにも直球で来られて、私はカチンときて言い返した
「いっ、市川さんだって……田所さんいるのに、こんなとこまで」
「お前が来て欲しそうだったから、来たんだろ?」
「……っ」
なっ……
「いーの?そんなこと言って。」
どっ……こまでもっ……
「……」
ズルイ。
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