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ダメだ、ダメすぎる
やけに沈黙が続いて、そこからどうしたらいいのか全くわからなくて。
ただ、ドキドキする胸が今にも張り裂けそうで、私は俯いてることしか出来なかった
完全に、市川さんにペース持ってかれてる。
「で、どうする?」
月明かりだけの車中。
薄暗いその狭い個室の中で、市川さんの声は心臓まで響いて
「えっ」
「このまんま、ずっとここで黙ってんの?」
「……」
市川さんは、ズルイ。
全部、私がして欲しいって願望のせいにして。
自分の意思じゃない、って言ってるみたいだ。
ズルイ。
ズルイ人。
全部私にさせようとする。
「……市川さんが、スキです」
もう
どうしようもないくらい
ダイスキ
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