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金森さんは、ちょっとだけ視線を左右にちらつかせた
「……?」
今日はうちの課は金森さんと私以外は出払っていていない。
「気のせいかもしれないから。」
相変わらずの含み笑い。
全く意図がわからなくて
「そ…う」
なんて返事したらいいのかわからない。
「ねぇ、今度でいいから、一緒にいかない?」
金森さんがすっと手を伸ばした先には、ショッキングピンクのフライヤー。
「クラブ?」
「そう。行こうよ。彼氏いないんでしょ?」
いやー……
ちょっとこういうのは。
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