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あー、また。寝不足。
甘い時間から現実の扉を開けなきゃいけないのが嫌で。
玄関のドアノブに手をかけたイチさんをじっと見つめた
「……ちゅーは?」
いってらっしゃいのキスじゃなくて。
二人とも一緒に出勤なんだけど。
もう少し甘えたくて。
言っておきながら、顔は真っ赤に火照ってる。
イチさんはそんな私を少しだけ真顔で見つめると、
すっと引き寄せられて腕の中に閉じ込められた。
甘い、甘い、出勤モーニングキス
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