4/9
前へ
 /35ページ
次へ
「いいですよ、もう。私、家に着きましたし」 「なんで?待ってるから、来ればいーじゃん。」 押せば、来る。 そう思って、俺も何故だかムキになって成田を詰める 「ちょ……」 このまんまじゃ、来ねーかも、と、隣にいた今川さんに何も言わずに携帯を手渡した 「あ、待って。今川さんにかわるから」 「えっ?なになに?誰?これ?」 状況がわかってない今川さんはベロンベロンに酔っている 俺は横から「成田ですよ、今から来いって言って下さい」と吹き込む 「――ああ! 成ちゃん!?」 成田がなかなか「うん」と返事をしないせいで、俺の携帯が幹事を除いてメンツを一周し、戻ってきた 「なっ?来いよ?」 てっきり来るかと思って機嫌よくそう言ったのに。 「行きません」 成田はピシャリとそう言った。 「あー、もう。そっちはそっちで盛り上って下さいよ。じゃあ、切りますからね」 御機嫌ナナメ? あれ? 見当違いだった? ならしょうがねーか、と、俺も諦めた ――成田来ねーなら、帰りてえ

最初のコメントを投稿しよう!

3459人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>