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ドイツもコイツも成田成田成田ってうっせえな。 そんな日々も過ぎ去り、そこそこ落ち着いた日々が続いていた。 田所の実家攻撃が頻繁になり、そろそろ逃げ切れなくなってきた、ある日。 「おはようございます」 なんのことはない、朝の成田の声。 「お――……。」 何気なくふと隣を見たら、いつになく小綺麗にしてる、成田。 なんだ、馬小にも衣装だな 一日中、成田はちょっと浮かれていて、 「おい」 ――夕方。 「何ですか?」 なんか最近やたら俺に無愛想な成田。 「なんか面白いことないの?」 「そんなの自分で探して下さいよ。」 溜め息とともに成田はそう言った なんだ、その態度。
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