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滑稽すぎて、消えてしまいたくなった。
――成田からの返信はもうなくて、さらに惨めになって、失笑する。
コレが、全部俺のやってきたことのしっぺ返しだ。
後悔しても、しきれなくて。
駅に向かい、電車に乗った後も携帯を何度も確認する。
家について、また携帯を見て、なんの変化もないディスプレイを確認すると放り投げた。
床に直ぐに仰向けに倒れこむと、片手を顔に乗せ重力にまかせる。
心がスカスカする。
ずっと有ると思いこんでいたモノが突然なくなって、痛くて。
――苦しくて。
どうしたらいいのかわからない
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