決断

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褒められたくて仕事してるわけでもないけど。 こんなタイミングで、まさかの出野課長の言葉に、思わず一歩踏み出した足に力が入った。 つまらないことを考えるのは、よそう。 カチっとスイッチが入ったみたいに。 さっきまでのドロドロとした気持ちがスッと引いていく。 とはいうものの。コピーだけど。 「……全く。」 コピー機の前で、緩む口元。 出野課長とはもう少し。 一緒に仕事。したかったな。
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