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ただ、好きだというだけで。
――気持ちがあるのと、無いのとじゃ。
こんなにも嫌悪感がするのか。――と、
目の前の紀井さんの顔を睨んだ。
「なんで?
――今すぐ追い出せばいいの?」
「そうじゃなくて!」
「じゃあ、成田と住めばいいの?」
「ちがっ!
もう。――私、紀井さんの事はそんな風には見れませんし。
すっ、――好きな人。
いますから。」
言ってから、ガツン、と自分でダメージ。
ついでに、私もちょっと酔っぱらい。
妙な、勢い。――ついてる。
ヤバイ。
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