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今よりも遥かに緑の鮮やかさがあった時代。
ある夜、橙色の光の球体が、地中から地上へとプカリと浮き上がった。
その光は、処女であり、婚姻したばかりのマリアという名の女性の中に入り込み、そして彼女の内部から犯した。
相手は、肉体を持たないエネルギーの塊。
人間からは天使や聖霊と呼ばれる存在だ。
その時代では、婚前の契りはタブーであり、死罪になっていたが、検査の結果、女は無罪放免となった。
産まれた子は、イエスと命名された。
そして、イエスの出現により、世界は歪み始めた。
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