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「さてお二人さん。長話は終わったみてぇだな。そろそろ具体的な作戦の話といこうか」  若干イライラした義彦の口調。無駄話ばかりさせられてストレスが溜まっていたんだろう。 「悪いね、義彦。無駄話ばかりしてしまって」 「まったく、時間がないってこと忘れんなよ秋人」 「ん? 時間がない? それってどういう意味だよ」  清輝のきょとんとした声。そういえばいつその鎧騎士を倒すのか具体的な日程をまるで聞いていなかった。 「作戦決行は今日の夜だ。そういうわけで今からOバイパスに向かって行くぞ清輝」 「ハアァ!? 流石に聞いてねぇって」 「大丈夫だよ、お母さんには許可を取った」  おいおいそういった問題じゃないだろ、とボソリと清輝は呟き頭を抱える。自分は今回の依頼を受けてしまった。根回しは完璧。つまり拒否権はないということ。
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