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「具体的な作戦の中身は俺の車の中で話す。行くぞ、清輝」 「ハイハイわかりましたよっと。せめて夕飯くらいは出してくれるんすよね? 義彦さん」 「まかせな。夕飯くらいなら経費で落とせる。とびっきりウマいモン食おうぜ」 「やっべ。オレこの依頼超頑張れる気がしてきた!」  よっしゃとガッツポーズを決め込む清輝を、秋人は微笑ましいものを見るような目で見る。 「それじゃあ清輝君、義彦。頑張って。くれぐれも無事でね」 「ん? 秋人さんは行かないんすか?」 「まあ別件でね。少し外せない重要案件なんだ」 「そうっすか。秋人さんもいれば心強かったんすけど…」 「はははは。大丈夫だって清輝君なら。ほら急がないと義彦に置いてかれるよ」  会計は任せたぜ秋人と言いつつ、喫茶店から出る義彦。 「やっべ。それじゃあ秋人さん、また今度」  スッと手を上げ、手を振る清輝。秋人もそれに合わせるよう笑顔で送った。
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