第0章 孤独

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これは…ある呪いの屋敷の話である。 ザーザーザー。 雨が降る夕方頃 1人の少年が屋敷内を走っていた。 「はぁはぁはぁ…。」 少年は全力疾走で走っていた。 疲れていようが、止まらない。 いや、止まれないんだ。 少年は何かから逃げているから…。 少年は後ろを見ながら走る。 後ろには何も無いし誰もいないのに 走る。何故?少年は走るのか? 何かから逃げているのか? それは…何もわからない。 ただ逃げてるって事は 怖い者に襲われて逃げているのか。 悪い事をして逃げているのか。 何もわからない。 「はぁはぁはぁ…来るな!来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな !…亜ァあァァぁぁぁ!!」 グシャ。 そのあと…潰れる音しか聞こえなかった。
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