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読み方は「ナナタイサン」。このタイトルの意味は歌の最後でようやく明かされるのですが、そこに至るまでの約五分はラストの「数字にすると7:3かな」のワンフレーズを演出するための前座に過ぎません。
穏やかなのにじっくり聞き入ると爆発力のある、そんな失恋バラード。
お互いに好きなのに別れなければならないって、何て切ない。
多分ミクはappendのdarkあたりだと思いますが、それによって演出されるウィスパーボイスのような調声がとても良い味を出しています。技術の進歩って素晴らしい。機械によって作られたなんて嘘みたい。
音や言葉の一つ一つを拾い上げるために、特にピアノの旋律が聞こえるように、真夜中に横になって聞くのがぴったりです。
PVはミクの制服が男物だったり、不器用さが垣間見えたりとやや残念な感触は残るものの、パステルの色合いや逆行する時計が作品の調子を上手く関連づけていますね。
でもやっぱりラストです。
この人の曲には、「僕から繋いだ手、君から離した手」(sm13880782)というのもあるのですが、こちらもお勧め。
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