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私の装備はバニーガールの服だが…。
お化けネズミを倒し続けた事で、素早さと逃げる事に関して特殊能力がついている。
逃げきれる…。
この装備なら、この場から脱出は容易い。
だが、この地獄の舞踏会の主催者が、更に別次元の魔王を召喚し、私の前へと立ちはだからせた。
「一人とて逃しはしない。
いでよっ!竜王!!。
その小娘を糧とせよっ!。」
絶望だ…。
今の素早さではこの魔王から逃げる事も出来ない。
だが私の運は、私をまだ見捨ててはいなかった。
呪われたバニーガールの服を、長く装備し続けた事と、この魔王と対峙した事で、九十九神化したようだ。
呪い装備から神器へと変化したのだ。
コレでこのバニーガールの服は更、に素早く、容易く逃げれるようになり。
伝説の装備へと一歩近づいた。
私は竜王の攻撃を素早くカワしつつ。
スキをみて逃げ出す事に成功し、霧の古城を後にした。
戦わずその場から逃げた事で世間体は悪くなり、勇者としての名声度は多少下がったが…。
命あっての物種だ。
お気に入りのバニーガールの服も神器になったので、良しとしよう。
その後、ある冒険者が立てた立て札のつぶやきで、あのあと緑髪の冒険者が別次元の魔王を倒したそうだ。
魔王が成長しきれてなかったか?。
強い冒険者がいるものだと感心したが…。
当分は、冒険者の立てる立て札の、怪しいつぶやきには注意する事にしよう。
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