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ぼんやりと目を覚まして、空が居るって思う。
今日はランニング行かなかったんだなあって。
後ろから抱かれてる。
少し丸くなったオレに空がぴったりくっついて、腹の辺りに空の手が乗ってる。
もう片方の腕は枕のとこに入っててオレを腕枕してる感じになってる。
腕、痺れるだろ?
もそっと動いて腕枕外そうと頭を動かしたら、腕枕してた腕が持ち上がって、ころんと転がされて、空と目が会う。
オレはまだちょっとぼんやりした目を空に向けた。
起きてたのかな。空の水色の目は今日も綺麗だ。
ゆっくり空の顔が近づいてきて、お互いの目を見たままキスをする。
重なるだけのキスが終わると、ちらっと空の歯の間から舌が見えて、何をする気か判って唇が開く。
空がオレの口の中を丁寧に舐めとる。
オレの唾液がご馳走なんだって感じで。
「ん……ん…あっ…」
あ~なんかすげえ、えっちな声出てる。
空がキスした口をほころばせた。
その辺で完全に目が覚めた。
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