沈まぬ月の眼

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確実に●沢神社という確証は無いが、探すべき目標が無かった今の2人にとって目指すべき場所となった。 スピードをあげて走るシルビア、●沢神社へ向かう途中、一本道の向こう側から車らしき物が向かってくる。 「怪しいな…」 遼はそう言うとハンドルを少し右に曲げて、塞ぐように車道の真ん中を走る。 すると対面から来た物は、やはり車で白の軽トラックだった。 道の先へ進めない軽トラは止まり、シルビアもスピードを落として止まる。 「遼、行くぞ!」 「ああ」 直人は唾をゴクリッ…と飲み込み、遼は深呼吸をしながら木刀を片手に、車から出て白い軽トラに歩み寄った。
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