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「…沙和が…いなくなったあと… 家の中はまるでロウソクの灯が消えてしまったようだったんです… …もう過去には戻れない… …もう沙和は戻ってこない… そう頭でわかっていても… 心がついていかないのです… 」 心を絞るようにそう話した横山婦人の頬をツー…っと涙がつたいポタリと落ちた。
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