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「…へ?…なんで…?」 間抜けな声が私の口からこぼれた。 だって智衣が座っていたところには… なぜか鳴海先生! もしかして…フワフワして気持ちよかったのは先生のボアパーカーの袖口で… 私は恥ずかしくもそこを枕にしていたのはオデコについたボアの跡で逃れようもないらしく… 「…」 再びゆっくりと顔を上げると、 思いの外近い先生との距離。 いつの間にか智衣から先生にかわった疑問。 「何で…?」 も一度口に出す。 そしたら急にぼんやりした頭に一気に昇ってきた恥ずかしさやらいろんな気持ち…! はい、 脳内パニック決定。 「ぎゃ~!!!」
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